書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

娯楽時、娯楽分、娯楽秒

 

一日中朝昼晩毎時間毎分毎秒。ただ娯楽のことを考えている、もしくは、娯楽をしているのみ。呆然とする時間すら感じられないように、他人の生んだ娯楽で心を埋め尽くす。生きる意味死ぬ意味すべてごちゃ混ぜにして、まっしろなあたまでずうっと打ちひしがれている。それはまるで、人間でいることに対し全力で抵抗しているかのようだ。まあいい。自暴自棄になれるのは人間だけ。その時間、その命、そのエネルギー。無限に使い込めるのは人間だけ。そうだ、前世まで動物だったということにしておこう。人間になった今、究極的に怠けることに集中しよう。感覚を麻痺させよう。感覚だけ都合よく動物のままにしておこう。喉奥から漏れる心の声は「だれか‥」ではなく「なにか‥」 もっとハイになれるなにかを永遠にもとめて…