書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

人間は紙切れ1枚で成り立つ存在である

 

生まれたときからそれは始まる。出生届という紙切れ一枚に戸籍が変換される。学校への入学証書も。人によっては通信簿も、成績がすべてな人にとっては、その人のパーソナリティを表す紙切れとなろう。亡くなったときも、紙切れ一枚の届け出が作られる。つまり、生まれてから死ぬまで紙切れまみれという事実はついて回るのだ。たしかに、人間社会に存在するためには、まず「記録」がなければ始まらない。それは致し方ないことであり、社会のルールである。虚しさとまではいかないが、どこか気持ち悪さが残るのだ。その点だけ急に人間らしさが失われていると感じてしまう。とくに正式文書には無駄で私的なことは一切記すことができない。その人の性格、交友関係、まったくない。それはあまりにも虚しすぎるので、よくわかんないんだけど、とりあえず僕はもっとともだちをたくさんつくりたいとおもいました。