書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

我々は100年前にも生まれてないし、100年後にはもう死んでいる。

 

人の命は宇宙規模で考えたら、ほんの一瞬だ。皆なんとなく知っていることだ。表題のように、具体的に100年について思いを馳せてみるとそれは決定的な事実となって、我々の胸に突き刺してくる。たった100年息が続かない。たった100年存在できない。ささいな存在、もはや時間の重みは100年も1日も変わらない。今日という一日は、100年の一部であり、ずっと一本道で人生の終焉へとつづいている。一日でさえ物凄く惜しい。いたたまれない気持ちだ。そのわずか100年の中で、誰かを愛しつづけ、誰かを嫌いつづけ、人生の幕をおろす。最期のとき、もっと誰かを、もっとなにかを愛せばよかったと後悔するとき、人は何を思うのか。それが怖くて私はひっしに生きている。