書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

時間を課金する

 

 時間を浪費するとかじゃもう生ぬるい。我々が触れる一日の情報量は、弥生時代の一生分、江戸時代の一年分に匹敵するという。もうこうなってしまった人類にかける言葉などない。もっと危機感のある言い方をするくらいしか対応策がない。

 たとえば、時間を課金する、これなんてどうだろう。課金には100%悪い意味しか込められていない。そして、時間には無駄遣いしているという認識がうすい。働き盛りや幸せ盛りという人には、とくに、時間が無限にあるような錯覚があると思う。

 オリジナルの言葉には、オリジナルの強い意味が込められるものだ。そう、今回の「時間を課金する」のように。それは目の覚めるような発見であり、目の前が真っ白になる感覚であり、新鮮な「生」に思いっきり頭を打たれるような感覚に近い。