書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

新年だからって目標を立てなくていい

 

 新年も仕事始めに入った。気持ち新たにとか、飛躍の年にとか誰もが何かしら胸に掲げていることだろう。しかし、節目だからって無理に特別視しなくていいと思う。それにより卑屈になる必要はないが、その目標が達成できなかったからといって落ち込む必要もない。1月1日から同時に全員が生まれ変わることなどあり得ない。英会話もジムも書道も水泳も、一定数挫折してくれる人がいるからこそ成り立つ「挫折産業」だと言う人がいる。そのとおりだと思う。

 いま私はこれを言って卑屈になっているわけではない。節目をうまく利用できる人をうらやましく思う。とんでもない才能の持ち主だと思う。だけど、現実は節目にとりあえず目標を立てる人、そして挫折してしまう人が圧倒的に多いだろう。ここで、ここまで読んでくれた人に提案をしたい。もう、節目にとらわれないでくださいと。自分のペースでいいのだ、自分がノッてきたときでいいのだ。むしろそちらのほうが、目標の達成率は格段にあがると私は信じている。

 1月1日に一斉にほぼ強制的に目標を立てさせられること、そういう気持ちにさせられることこそ、皆目無理な話だ。人生を操作しているのは、風潮でも流行でもない。あなた自身だ