書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

書き魔

 

" なぜ人は素晴らしい気持ちを

すぐ言葉にしたがるのだろう "

 

ムーミンが言っていた言葉にこういうのがありました。僕の大好きな言葉です。

 

言葉にして心に刻むことは、ある出来事を、忘れない永久の思い出にできる可能性を秘めている。しかし同時に、ふわっとした初々しいハジメテの感じを一瞬で奪い台無しにしてしまうのもまた言葉なのだと思う。

 

何かを書くたびそのことが頭を駆け抜ける。だが、私の場合、書くといってもブログに書いているときが一番いい。どういうことかというと、ブログは一見書いているようにみえて、実は書いてない、そんな絶妙なものだと考えるからである。

 

私の場合、過去のブログをほとんど振り返らない。だから、書きっぱなしなのだ。それゆえ、心に残るのは本当に印象的な言葉たちだけ。そしてそれが私の最たる理想形

 

もしも手帳の場合なら、自分の直筆の文字なので本能的にパラパラと指折りふり返りたくなる気持ちにさせる。だからその点でブログという媒体にいつまでも恋い焦がれるのである。

 

いい気持ちになったら、まずは素直に余韻に浸ればいい。すぐに言葉にしてしまうという行為は、僕もムーミン同様甚だ疑問である。

 

言葉は永久的で、感情は半永久的なのだから。

それが今夜僕の下した結論である。