書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

自己年齢30歳が毎朝頭をよぎる

 

30歳の重圧がこれほどとは思わなかった。40、50歳になるときは神の後ろ姿でも見えてしまうのだろうか。今まで過ごした充実の時間よりも、これから過ごす半分以上の未知の時間について思いを馳せるようになった。子供、車、家、出世。人生のメインイベントはもうこれくらいしか残ってないではないか。あとは身内の死とか、応援している人の死とか、悲しい出来事に心痛めるのだろう。

 

今、手の平のうえに何がある。あと何人の人と出会える。あと何冊の本と出会える。あと何回ブログが書ける。あと何人の人に、いい影響を与えられるか。根底にあるこの不安を衝動に変えられるように。否が応でも時は流れる。人が30歳になったら、こういう感情に浸らせるようDNAに神が上書きでもさせているに違いない。そうでなければ、こんなに29歳と30歳のたった1年で大きな心境の変化が訪れるわけがない。自動的に何らかのプログラムが作動しているのだ。

 

そうかといって、今すぐに1秒も無駄に生きないという極端なことはできないけれど、1秒も後悔しないことはできる。そのためには片時も下を向かず、ただ前へ前へ。それが30代私のただ一つの目標だ。