書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

何度でも同じことを書けばいい

 

 ニュースアプリでどこぞの編集部が書いている記事、日常を豊かにするライフハック、スキマ時間の使い方、時短料理の方法、おすすめ入浴法などなど。テレビ番組の特集コーナーでもそうだが、人々の知りたい情報というのは循環する。大体似たようなローテーションネタを手数さえもっていれば、人々は興味本位でクリックしてくれる。

 

 何度も同じ特集をテレビでしていても、我々は何度でも見るし、何度でも感動できる。今が一番新しくて、一番心にくる。その人のパーソナリティが変わらない限り同じことにずっと興味をもっている。それと同じように、我々ブロガーが書きたいことにもローテーションがあると思う。何も考えず、あるテーマについて一斉に箇条書きしたら、似通ったものが出てくるだろう。

 

 そもそも人は、頭の中で同じことをぐるぐると思考させる生き物だ。一度ずつキッパリ思考し、機械的にすぐに次の思考に移れれば楽なこともあるが、どうやらそれは難しいらしい。そのぐるぐる頭のなかをブログに展開すればいい。抑圧されてないぐるぐる頭をぶちまけるのだ。内容が重複してるとかは二の次であり、大した問題ではない。同じことを何度も何度も書くことでより強化され、それが人々の共感を何度でも生むのだ。

 

 だからユーチューバーみたいに、毎日違うネタを提供しなければならないというスタンスは捨ててもいい。ブログとは息をつまらせながら書くものではない。それが雑記ブログのおおざっぱさでもあり、心の広いところだ。だから私は続けられているのだ。同じことをタラタラ書いているから、きっと私はこの楽しいことをコソコソ続けていられるのだ。

 

われわれブロガーにとって、同じことを書かないほうがある意味で苦痛なのである。