他人の顔色をうかがい、他人に極限までやさしく、他人を絶対に傷つけることなく…
自分など二の次、他人に迷惑を掛けないことが一番いい生き方… と言い聞かせながら
我を忘れているときというのは、二種類ある。
自分に時間をかけているか、他者に時間をかけているかである。
いい年齢の大人ならば、思考癖ごと変更することは難しい。
しかし、自分に使う時間を少しでも増やすようにする努力はできる。
自分のための時間が、入浴時と食事時と就寝時のスマホタイムなんて寂しいことのないように。
勤務中の労働時間は、会社に尽くす時間であることに間違いはないのだが、自分主導業務の優先順位は自分で好きにつけることができる。
どの部署の誰に、どれほどの時間を割くかという調整もやろうと思えばできる。
誰かを幸せにするのも、自分を幸せにするのも、まず「自分」あってのこと。
自分を優先しないでどうする。
ヘコヘコするサラリーマンを目前にして、自分にも言い聞かせながら空想する。