書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

人の見てるスマホより、人の読んでる本が気になる

 

町中バス中電車中お昼中、スマホをみている群れたちはもはや現代の見慣れた光景である。だから余計にそのなかで堂々と本を読んでいる紳士淑女の皆様のことが気になる。あなたの目に映る活字で埋め尽くされたその世界はどうなっているの? つい覗き込んでみたくなる。本は、たった一行読むだけで、自分を新しい世界へ誘ってくれる道具だ。スマホでは通知がうるさくて、かつ自分のヨクボウを無限に叶え続けてくれる。ある意味で世界はそれ以上広がらない。多大なる自由は、逆に人を不自由にさせる。大グーグル様指揮のもと、膨大なあなたを依存させる蓄積データの波がただ押し寄せるだけ。あなたは最近人前で読書しましたか? 思い出せないにしても、文庫本1冊を鞄の中に放り込んでおくだけで得られる、あの安心感の正体はなんなのでしょうね。