書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

無理ゲーと親ガチャについて

 

本屋に立ち寄ると目につくタイトルがある。たとえば「無理ゲー」や「親ガチャ」という言葉。SNSやTVでもよく目につくようになった。もともとソシャゲ用の言葉が、現実社会のある状況を指すときに使われている点にそもそも違和感がある。まるで現実社会を仮想社会としているかのようであり、現実社会など所詮は取るに足りない世界なのだ、そんな負のメッセージが込められているのを感じる。むりやり希望的に捉えるのならば、現実がすべてじゃない、その気になれば何度でもゲームのようにやり直せるはずだ、という前向きな意味も込められているのかもしれない。いずれにせよ、親ガチャという言葉がうまれてしまったこの世の中は無理ゲーだなと思う。