書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

地元の銭湯へ行ってきた

 

3年ぶりくらいに地元の銭湯へいってきた。今はひとっ風呂終えたところだ。ふつうの銭湯よりも値段は高めだが、いわゆるスーパー銭湯なので許容範囲だ。シャワーの水圧が強すぎてほぼ真横に噴射してきたり。電気風呂のような風呂の見た目をしていながら、電気風呂じゃなくただのジェット風呂であったり。3年ぶりなので何もかもが新鮮に映る。

 

客の中には中年男性だけでなく、若い野球部員のような子もいた。僕が銭湯を好きなところは、公共の場で唯一マスクをしなくてもよいところだ。しかも服も着なくていい。全裸で備え付けのトイレに駆け込んだっていい。もともと銭湯がただ好きだからという人はいるけれど、逆にこのコロナ禍で、新たな憩いの場として「銭湯」を選択した人も少なからずいるだろう。

 

あと銭湯のいいところは、湯水の如くお湯が湧いてくるところだ。それがコリに当たって気持ちいいのと、単純に眺めていても飽きない。海の波を眺め続けているようなおっとりした気分になるのだ。まさに自然に返っているかのよう。あえて眺め続けるために半身浴状態にして、できる限りその湯の中に浸かっていることもある。

 

そして、まったく見ず知らずの人なのに、裸でいて、ここでしか話せない会話を話している。それもおそらく今後同じ人とハチアウことは無くて、今日だけの一度切り。そこも銭湯ならではの不思議な魅力といえる。

 

入浴後のタバコの一服であの人は何を考えているのだろう。しかめっ面で腕を組みながら浸かっているオジサンはきっと今日ツイてなかったのだろう、とかいろいろ想像するのも楽しいものだ。

 

こんな素敵な銭湯という空間の再ブームはきっと、日本をもっと元気にするのだと思う。さてそろそろ汗も乾いてきたので帰ろうっと。