書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

脳の中、全部吐き出せ。

 

朝起きて紙ノートに文字を手書きした。さらに、本記事にて文字を手入力した。自分の脳内を洗いざらい吐き出すには、話すこと・書くことの大きく二つがある。だが話すことを選択すると、ただの独り言になり、言葉一つ一つが脈略なく溢れてゆくだけだ。対して、書くことを選択すれば、脳内を文字化し記録することになる。吐き出された総量が実体化され客観的に認識できる点に、書くというアウトプットによる効能がある。

勢い余って誤表記をしてしまった場合でも、二重線で消せばよい。二重線の下の文字は原初思考の重要な痕跡である。第二、第三と思考が熟成されゆく過程もそれにより一目瞭然である。

そしてフィニッシュ。もうこれ以上の出力が難しいという限界に達するまで思考と出力を続ける。最後には脳に心地よい疲れが残る。その日、その時間帯、その精神状態で書いたからこそ生まれ落ちた文字たちに慈しみと敬意を払い、毎日新しい自分に生まれ変わることができるのだ。まずは脳内を洗いざらい言語化し、吐き出すことから。すべてはそこから始まる。