書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

息がつまるとき、僕はそっと深呼吸をする。

 

人なら、意図せずにふと硬直状態になってしまう瞬間が必ずある。誰かに怒られているとき、作業に集中しているとき、物思いに耽るとき。そんなとき。思考が先行してついつい、息がつまることに直面する。息がとまっていた、と気づくころには少なくとも意識は戻っている。肝心なのはまさにその瞬間である。息がとまっている、ならば深呼吸をしよう。体の隅々まで新鮮な酸素を行き渡らせよう。怒りに気づいたとき、5秒我慢すればピークを過ぎるという話もある。いずれにせよ、うまく呼吸できていないということは、情緒が乱れている証拠。自律神経に悪影響を及ぼし、人にも優しくできない。張り詰めたときこそ、お腹いっぱい空気を吸い込もう。必要以上に疲れている現代人へ、私からの前向きな提案だ。