書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

会社の朝礼がなくなって半年。

 

強制的な朝の10分がなくなった。社員100人いたとしたら、1000分の削減だ。


時間の節約以上に、他の人のどうにもならない朝の雑談話を聞いていると、他の本来やるべきことが抜けたりするから、やはり時間の節約以上の効果がある。


会議を完全オンライン化している会社は少ないと思うが、「いつの間にか朝礼がなくなっていた」という現象なら、全国至るところで普通に行われているのでないかと思う。


私は朝礼がなくなっても、依然早めに会社に着いてしまうが、早めに始めた仕事を朝礼という無駄な一区切りを挟む必要がないことのメリットも大きい。


何かを変えることと、何かが変わること。


今回の件で、日本人は、何かを変えることに対してはめっぽう奥手だが、何かが(変わる必要に駆られ)変わることによる「状況変化そのものに対する対応力」はあることを実感した。


会社の朝礼が無くなって半年。朝礼に限らずあらゆるものが今、必要性を見直されてきている。ハンコ、会社通勤、同じ時間(一番混み合うとき)にサラリーマン全員で食べる昼食他


変「え」ることを嫌う日本人に、変「わ」るきっかけを作ってくれたという意味でも、今回のコロナウイルスは必ずしも悪だけでないな、とふと思うこの頃なのであった。


環境変化はもう済んだのだから、あとは全力で感染拡大防止をしていこう。


悪い当たり前から良い当たり前へ。日常の風景が変わってきている。例外はただ一つ。コロナウイルスだけは当たり前にしてはいけないのだ。