一日三回の食事のように生活のリズムをつくると、一日が早く感じられ、充実感も多く味わうことができる。それに楽しみが加わるのなら、それ以上の幸せはない。
私の要所要所のお楽しみは以下である。
お寺から見た風景を映す動画を眺めること
平均わずか5分。忙しい朝は3分以内で終わらせることもあるが、こんなふうに頭を空っぽにするという時間はその長短に関わらず、至福のときである。何もしないことが、逆に心を満たすのだ。
朝のコーヒーミルでコーヒーを溶く
ガシガシとハードな音を鳴らすため、タフな握力と素早い動きが求められる。砕粉終盤のサラサラーという音が粉末化完成の合図。朝に得られる達成感はちょっぴり特別で、何物にも代えがたい。
横断歩道の白線を数えてみる
いつもの平坦な道が、数字という新しい情報を吹き込むことによって少し見ちがえる。15本かぁ結構あったな。ここは7本しかなかったのかァ。
弁当後の味噌汁投下
僕の弁当箱は、白飯をつめる容器だけ分離しており縦に伸びた筒状をしている。白飯を平らげると、やることは一つ。自分で備え付けた味噌汁のもとをお湯に溶かして、そこに投下するのだ。ランチの締めの一杯はコーヒーよりも味噌汁派。縦に伸びた筒状をしているので、味噌汁を口まで持っていきやすい。自分だけが知っている味噌汁の楽しみ方という気がして好きだ。おまけに、熱湯でこびりついた米粒もふやかしてくれるから一石二鳥である。
帰り道で晩御飯の支度のシミュレーション、どういう順番でどの食材からカットしていこうか。
その日の仕事のことは極力思い出さない。帰り道にとんでもなく良い仕事のアイデアが浮かんだとしても、それを発揮するのは結局翌日の朝以降だから。着手する直前に物思いにふけることができれば、もっと人生いろいろできる。
夕食後は、好きな時間にアイスクリーム、デカフェのまたしても豆挽きコーヒー、粉末タイプの生姜湯。もちろん全部堪能しても構わない。
空き時間には、ブログ書いたり、TVer観たり、阪神戦観たり。
あれやこれやで夜が明ける。
気づけば眠気に包まれて。
気づけばベットに横たわり。
気づけば明日も誰かと喋ってる。
きょうも、あしたも、あさっても。