思いつく限りの言葉で一つの記事を埋め尽くしたとき。言葉が枯渇する感じ、たまんない。
べらべら喋ればウィルスを撒き散らすけど、だらだら書いても何も散らさない。
読者の表情を想像する。だれかに的を絞ってみたり、だれにも絞らないでいたり。
書くザトウクジラのキャラクターを変えてみたり。複数執筆を連想させたり。
最高のものが書けたとしてもそれはその時点における最高のものであって、日々「最高」が更新されていく驚きであったり。
初めて思いつく表現をブログで試したり。思いもよらぬ反響をもらったり。
文字による波状攻撃を試みたり。ちなみに波状攻撃という言葉を遣うのは今回初めてだったりする。
日本語ブロガーは総文字総記号総力戦。ひらがな、カタカナ、句読点の数、挿入位置、「 」の使い方。まるで今までの生き方性格を投影する写し鏡のよう。
いつかの文章に触れ不覚にもウットリしたり。宝物を発掘したり磨いたり。同じ自分が生み出したものでも再発見がある。時間によって摩耗されるものもあれば、時間によって腐敗されるものもある。理想的なのは腐っても勝つこと腐勝すること。
書いているとき他の一切を忘れさせてくれる。ながら音楽は聴かない派。その音楽に乗り移られるため。なるべく無音で内なる心に耳を傾ける。雑音は雑音以上に雑音だ。厳密に言えば無音というのではない。一定のリズムで思考を繰り返す。
私の中のリズム測定器がブログである。
もちろん楽器にもなり得るのだが。