本日は、私がとある番組で知った、京都市下京区にある佛光寺派大行寺というお寺の、女性の住職の英月さんという方が考案された割り箸写経についてのお話をしたいと思います。
割り箸写経とは、文字通り、割り箸で行う写経のこと。 一般的な写経なら、筆があって、硯があって、墨汁が滴っていて というものが通常です。しかし英月さんによると、この場合邪念が入るといいます。とめ、はね、はらいを意識し私達はもっと上手く書こうとしてしまいます。そうなれば本末転倒で、本来の写経の目的は、その文字に込められたメッセージと向き合うこと、写経をしている己と向き合うことだから、というのです。
そこで考案されたのが、筆をワリバシに変えることです。 特別ワリバシである必要はないのですが、とにかく、誰が使っても上手く書くことができないワリバシだからこそ、意味があるといいます。必要以上に、上手く書くことに執着しなく なり、人は本来の写経の目的を見失わなくなるようです。 実際このスタイルの写経は他にはなく、なかなか人気のある写経なのだそうです。
これは普段の場合でも当てはまると私は思います。たしかに、 作業をやっていると、作業そのものに熱中してしまい、 本来の目的を忘れてしまうこともあるかもしれません。 私はまだ未体験ですが、もし良かったらみなさんもこの写経を試してみてください。
以上です。
本日も一日よろしくお願いします。
こんな書き方なのは、僕がこの話を先日会社の朝礼で発表したからです。妙なところに句点がついているのは、そこで僕が息継ぎをしたいからです。あしからず。
皆さんにもおすそ分けしたくなった良い話なので、つい発表しちゃいました。てへ