書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

最後に本気を出したのはいつだろう。

 

がんばれない自分をみて、そう思う。小学生のころ。遊びも全力、勉強はひたすら自習をしていた。担任の先生から課せられたプリントの山。テイクフリー方式で行うスタイルの自学自習に僕は全力でハマっていた。100枚達成ごとにくれる、大好きな先生からの大きな花丸。そんなシール一枚で僕は、あの頃の僕は、すべてを忘れるくらい目の前のことに夢中になれた。だが今。何か見返りを欲していないか。これをやるのだから、人にはこうしてほしいや、こんなことを言ってほしいや。ロクに自分は何もせず、他人に対してだけ求めていないか。中途半端な努力で報われようとしているのなら、たぶん、その努力は報われない。そして、それは努力とは言わない。自分のことだけで手一杯になっていないか。他人へ向けるべき愛情が、自分の防衛本能へと形を変えていないか。夢はいつか叶う。こう思う主体が、だらけきった自分か、努力をし続けている自分が言うかで、まったく意味合いが変わってくる。おい、他力本願で一生半人前で自信永久喪失の生半可野郎人間。本気くらい出せ。休憩、言い訳、気遣いもういい。人生も3分の1が終わった。時間を巻き戻せとは言わない。頼むから、常に全力でいてくれ。物語の主人公はただ一人だから。他人の選択で進む人生。そこに、自分はいない