本日、新年恒例の通し矢があるということで三十三間堂に行ってきました。
(ここに写っている女の子がわりとタイプなので、無駄に2枚撮影したというのは秘密。)
とんでもないバチあたり野郎
ですが、いざ会場に入ると
「あれ?俺何しに来てたんだっけな」と
いきなり自問自答タイムへ。
弓場が!
人混みで!
見えない・よ・!
実は会場入りする前も200〜300人はあろうかという行列に並んでいたので、ある程度は覚悟できてました。
毎年この行事は1月15日に近い日曜日に開かれていて、全国から10,000人もの人が押し寄せるとのこと。
さすがにこの写真だけじゃ、私も、読まれている方も、不完全燃焼だと思いますので、ネット上のきれいな写真を貼らせていただきます。
これが新聞社のカメラマンの腕と
場所取りのチカラか!
私は5分で素早くここは
分が悪い→今日はツイてない→退散 と
判断し第二の目的へ。
それは、1001体もの観音像が待つ間です。ただ撮影禁止エリアでしたので、ここからのレポートは私の記憶力とプレゼン力だけが頼りとなります。
自分にそっくり顔の観音様が一体はいると有名ですが、本当にいたので笑ってしまいました。しかも、真ん中当たり。次行ったときも見つけやすそう!
千体の観音様も圧巻ですが、その最前列に鎮座するイカツイ顔の戦士ともいうべき荘厳な像の数々。
いずれも、風神、雷神、金剛力士といった名前が付いており、そのどれもが国宝となっております。
中でも私が1番記憶に残っているのがこの迦楼羅天です。↓
口元を見てもしや、と思いましたがやはりそうでした。(むしろこの口に惚れた..)
迦楼羅(かるら)
かるら というこの聞きなれない言葉。
ちゃんと予測変換で出てきます
ご安心ください〜
鳥の顔と人間の体を持つ半鳥人として表されることが多く、翼があったり蛇を踏みつけたりする姿の像容もあります。
http://www.butuzou-world.com/butuzoumnomiryoku/dictionary/ten/karura/
インド神話に登場する炎に包まれた聖なる鳥・ガルダが前身とされています。ガルダは鳥類の王で、口から火を吹き毒蛇(龍)を食べるそうです。
インドでは鳥 > 龍という序列なのでしょうか。興味深い世界観です。
1001体もの観音様をお守りするとなると、確かにこの名だたる神様達が鎮座しているのも納得できます。
皆様の中には1001体目っていたっけ?となっている方、おられるかもしれません。そう、その1001体目こそが、そちらが、観音様のボスのような、すなわち中尊と言われている存在。
正式には千手観音坐像といいます
鎌倉時代最後の傑作と言われていて、確かに大きさが尋常じゃありませんでした。
さらに特筆すべきは、この850年間に四度の大修理があったものの、建物が一回も崩れていないようです。それは当時の工匠が工夫を凝らして、技術を結集したからこそできた偉業であり、建築史上でも大変価値のあることだと館内板に書いてありました。
やはり、ネット上や学生の頃にいくら授業で聞いていたとしても、実際に自分の意志で自分の足で見に行かないと、知識が自分のモノにならないし、迫力が違います。心の動き方がぜんぜん変わってきます
さて、三十三間堂いかがでしたでしょうか。
好きになっていただけたでしょうか?
私は今回が初見なので、本当に言葉を失いました。とくに、観音像の間は渡り廊下を越えて、突き当りに角があるのですが、その角を右に折れると一気に1000体もの観音像が待ち受けている訳です。
軽く心臓に来るくらいの衝撃がありました..
ここで一晩寝ろと言われたら、私
無理だと思います。
以上、20代のありのままの言葉で綴ったので、多少行き過ぎた表現があるかもしれません。その際はご容赦くださいませ。
仏像の魅力がわかってきた若造
by 角砂糖(^ム^)より
p.s.
第三の目的もぱしゃり☆しときますね。